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今回は建築中に新型コロナウィルスの猛威に見舞われ、様々な困難を乗り越えて2020年7月に竣工致しました『京急大師線 川崎大師駅 徒歩9分』 RC造6階建て 1Kタイプ 全34戸の新築賃貸物件【WILL STAGE】の例を交え当時を振り返ります。

2020年4月7日【WILL STAGE】建築中に緊急事態宣言が発令され、多くの業界が休業や時短営業を強いられ、未曾有の事態に見舞われました。そして、不動産・建築業界も例外ではありませんでした。

建築中の【WILL STAGE】においては、陶器製の洗面台やトイレが主に中国で生産されており、国内の製造業や輸送業界へ大きな影響が表れ、工期の大幅な遅れが予想されました。また、現場作業をされている方々が感染することでも工事が止まってしまいます。様々な対策を講じようにも密になるため対策を練る定例会が中止を余儀なくされました。

しかしながら、施工会社様や現場の方々の機転・努力により、工期の大幅な遅れを出さず竣工を迎えられました。オーナー様も様々なご心配をされておりましたが、まずは無事に竣工を迎えられ、安堵されておりました。そして、次なる心配事といえば、『こんな事態で満室になるのか』ということでした。

実際に【WILL STAGE】は場所柄、『羽田空港』関係の方々、長期出張の需要をターゲットにしていた部分もありましたので、オーナー様も弊社も計算を大きく狂わされた事態でしたから、無理もありません。

しかしながら、その心配を他所に1ヶ月もかからず34戸全戸が満室になったのです。当然、計画当時コロナウィルスの流行の予想は誰もができませんので、『コロナ対策』をした覚えもありません。なぜ早期に満室に至ったのか思い当たるとすれば、この【WILL STAGE】は『高速Wi-Fi無料サービスを全戸導入』、『騒音に強い堅固なコンクリート造』この二点が大きく起因していると思われます。

まず、『Wi-Fi無料サービス』はオンライン会議を必要とする在宅ワークの強い味方です。そして、在宅ワークが増加しますと、物理的に増加する問題が騒音トラブルですが、堅固なコンクリート造で騒音トラブルも起きておりません。一般的なニーズのある対策を講じていただけでしたが、それが功を奏し偶然にも『コロナ対策』となっていたのでした。

今回の事例は偶然にも運が良かっただけなのかもしれません。しかしながら、しっかりとニーズを掴んでおけば、時に考えもつかない思わぬ効果を生み出し、大切な物件を守ってくれる、そんな事例であったと考えさせられます。他管理物件でもコロナウィルスをモノともしない事例があります。そのような事例を蓄積すれば、おのずと『コロナ対策』の賃貸計画が見えてきます。

皆様にご安心頂きたいことは、ご存知のとおり衣食住は人間が生きていくうえで、何が起ころうとも必要とされます。コロナウィルスにはサッサと退場して頂き、この事態が収束することを願いますが、住む場所は必ず必要ですので、『正しい立地環境』、『正しい計画』それらが揃ってさえいれば、賃貸経営にコロナウィルスが襲い掛かろうとも恐れるに足りません。現在の賃貸業界・計画・経営に不安を感じられましたら、遠慮なくお気軽に弊社までご連絡をいただき、お話を聞かせてください。