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今回ご紹介するのは2014年の6月に完成した物件『メゾンクレド』です。　弊社もオーナー様と一緒になって、常時満室の人気物件を建築すべく、ご計画の初期段階から関わらせていただきました。そこでオーナー様・設計士・弊社が何度も打ち合わせを重ねて作った、こだわりの部分をご紹介していきたいと思います。

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【デザインクリート（押型デザイン床工法）】
コンクリートの打設と同時に専用の材料を塗布し、硬化する前にパターンマット（押型）を押し当てて、コンクリート床面に立体感のある自然石や天然スレート、木目やレンガなどの模様や風合いを表現する仕上げ工法です。デザイン（模様）とカラーによる組合せにより、800種類以上のパターンから選択でき、楽しく美しい仕上りは街並や環境にもしっくりと調和します。コンクリートと一体化しているため滑りにくく安全で、すり減りにくく耐久性にも優れています。また施工が比較的簡単であり、工期短縮とコストダウンが出来るのもメリットの一つです。今回の計画地は、接道から玄関入り口までの距離が長く面積が広いため、大変見栄えのするアプローチに仕上がりました。外構は物件の印象を左右する重要なポイントなのです。

【土間スペース】
１階の玄関を入るとすぐは、3畳半の土間スペースになっており、開放的な空間です。趣味の自転車、ゴルフ用品、釣り道具、健康器具などを置いたり、飾ったり多目的なそのスペースの使い方は入居者の自由。

【トップライト（天窓）】
元々この物件は１階の日当りが良く、部屋は明るいのですが、日中はこのトップライトから陽が差し込みさらに明るくなります。内見時に暗い印象を与えることが多い１階の部屋に有効でしょう。

【テラス（ウッドデッキ）】
１階には樹脂製ウッドデッキの広々としたテラスも用意されています。比較的人気のない１階でもこの様な仕様にすることで、入居率を向上させることが可能です。

【ガラスブロック】
２ 階の部屋は、玄関扉を開けると正面にガラスブロックを埋め込んだデザイン壁が出迎えます。玄関スペースで感じることの多い圧迫感が軽減され、明るい印象さえ受けます。この様な特徴のある仕様は、印象に残りやすいので、内見時の効果UPが見込めます。

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入居者のターゲットを絞り、その住まい方を想像して、他の競合物件との差別化を図る特徴的な部分を多々盛り込んだ物件に仕上がりました。物件に特色を持たせるには、その地域性や住環境などを考慮し、入居者の住まい方とマッチングした特色でなければ、見当違いのこだわりになってしまいます。満室経営の成否は『市場の求める物件を供給すること』ではないでしょうか。

（取材：東京本社アンサー事業部　和田 康幸）