賃貸経営メールマガジン

GX志向型住宅

住宅設備ECO(エコ)コンセプト物件建築計画
2025/3/6

昨年弊社のメルマガで「住宅省エネ2024年キャンペーン」の1つである

「子育てエコホーム支援事業」についてご紹介をさせていただきましたが、

そちらの交付申請の受付が終了し、新たに「子育てグリーン住宅支援事業」といった住宅補助金制度が始まりました。

 

そしてその支援対象に「GX(グリーントラストフォーメーション)志向型住宅」が新設されましたのでご紹介いたします。

下の図は新築に対する支援になりますが、

(※引用元 日本経済新聞)

 

まず、2024年度の補助額は子育て世帯などを対象に

長期優良住宅:戸当たり100万円

ZEH水準住宅:戸当たり80万円

でしたが、

2025年度につきましては、子育て世帯などを対象に

長期優良住宅:既存住宅を除却して建て替える場合は100万円

ZEH水準住宅:既存住宅を除却して建て替える場合は60万円

となり、一部引き下げられています。

 

※『子育て世代など』とありますが、子育て世代か若者夫婦世帯を差し

子育て世代 ...申請時点において18歳未満の子を有する世帯

若者夫婦世帯...申請時点において夫婦であり、いずれかが39歳以下の世帯

 

そして今回新設されたGX志向型住宅ですが、戸当たりの補助額は160万円と長期優良住宅やZEH水準住宅よりも高額で、かつその対象も子育て世帯だけではなく「全世帯」となっており、年齢や子供の有無といった制限がなく、より多くの方が支援を受けられることになりました。

(※引用元 国土交通省 子育てグリーン住宅支援事業HP)

 

共同住宅におけるGX志向型住宅の要件は上図になります。

HEMS(家庭で使用するエネルギーを節約するための管理システム)の導入が必要でありつつもその詳細は未定、各住戸における省エネ性能の確認方法も検討中となっており、詳細が確定していない部分も多いですが、より大きな補助金を受け取ることができ、長期優良住宅やZEH水準住宅よりも性能の良い建物の建築をすることができるチャンスかと思います。

実際にハウスメーカーの中でも、補助金の額の大きさより環境に配慮したGX志向型住宅の提案へシフトチェンジをしていっているといった話しもよく聞くようになりました。

 

ZEH水準住宅よりも高い性能が求められていますのでハードルは高いと言えますが、うまく補助金を利用することができれば、より良い賃貸経営に繋がるかと思います。

また、子育てグリーン住宅支援事業については、新築だけではなくリフォームに対しても補助金の交付が受けられる可能性があります。

 

新築とリフォーム共に上述したもの以外にも細かい要件がありますので、興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

神奈川支店 開発営業部
土屋 一夢

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