賃貸経営メールマガジン

管理会社目線での賃貸アパート外壁塗装について

メンテナンス・管理
2024/10/24

賃貸経営を行っている以上避けて通れないものとして、定期的な修繕が必要となります。

修繕の中でも足場などを必要とし、金額が大きな工事を大規模修繕といい、建物の美観や印象を大きく変える外壁塗装を計画的に行うことで、入居率や資産価値を少しでも上げられることが可能となります。

 

今回はアパートの外壁塗装を行うことで得られるメリットや外壁塗装工事のポイントついてお話しいたします。

 

●外壁塗装をすることのメリット

賃貸経営を行ううえで外壁塗装工事を定期的に行うことはとても重要なポイントで、アパートの外壁塗装を行うことで得られるメリットは多くあります。

 

・外観を綺麗に保てる。

多くのアパートの外壁は建築後10年以上経過すると、経年劣化によって汚れやキズ、色あせが目立ちやすくなります。環境によってはコケやカビなどが発生することもあり、古びた外観に変化していきます。

高圧洗浄による建物の整備でも美観の維持がむずかしい場合は、外壁塗装工事を行うことにより、新築時のような綺麗な外観を取り戻すことができます。工事前と違った色やデザインにすることも可能になるため建物の印象を大きく変えることが出来ます。その時のトレンドに合った色やデザインに変えることもできるので、入居者や入居希望者に良い印象を持っていただけます。

 

・建物価値の維持に貢献できる。

外壁塗装は建物を保護する重要な役割を担っているため、適切なタイミングで外壁塗装工事を行い、建物をメンテナンスすることで、資産価値の維持・保全につなげられます。

 

・工事前より耐久性が上がる塗料もある。

外壁塗装に使用する塗料にはたくさん種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。高い性能を持つ塗料を使用することで建物の耐久性が上がるほか、断熱性の向上なども期待できるのもあり、他にも塗料の種類によっては防水機能や防汚機能の向上、防カビ・防藻機能の向上、防錆機能の向上が見込めます。

 

・空室率の低減につなげられる。

物件を選ぶ際、外観は最初に確認する重要な部分の1つです。家賃にほとんど差がなくお部屋や立地条件が似た物件であれば、外観が綺麗なほうが選ばれやすいです。

アパートの修繕目的で外壁塗装工事を行うのも重要ですが、入居者ニーズを意識したデザインや色を取り入れることで、入居率の向上にもつなげられます。

また、外観が綺麗であるということは、管理が行き届いているという安心感も向上し、室内環境はもちろんのこと、アパートの外観も気に入ってもらうことで長期間の入居につなげられ、空室のリスクを抑えられます。

 

●修繕コストを抑えるには

ずっと外壁塗装工事を行わず、大きな劣化が見られないからと放置してしまうと、見えないところで建物の劣化が始まり、いざ工事を行う際に想定していたよりも規模の大きな修繕が必要になるかもしれません。

外壁塗装工事は修繕費用の中でも高額になるため、できるだけそのままにしておこうと判断する方もいます。しかし、早めに予防修繕を行うことで修繕する箇所も小さくなる為、修繕コストも抑えられ、後に大規模修繕を行う際でも修繕コストが膨らむ可能性が低くなります。

 

●外壁塗装のタイミングはいつ?

アパートの外壁塗装は、新築時から10年前後が目安です。新築後10年を経過していなくてもチョーキングや剥がれ、ひび割れなどの劣化箇所が目立つようになったときには早めに外壁塗装を検討することをおすすめします。

工事のタイミングとしては、忙しい時期は工事単価の高騰も想定できるので、業者と話し合いの上、空いている時期を狙って安くしてもらうのがおすすめです。

しかしながら、現在空室に困っていて入居促進のために外装塗装を行うのであれば最も入居希望者が動く繁忙期前の完成を目指した方が良いでしょう。

 

まとめ

アパートの外壁工事を行うことにより、綺麗な外観を得られるほか、資産価値の維持につながるなどオーナー様にとってのメリットは多くあります。

ただ、実際に暮らしているのは入居者ですので、オーナー様は入居者の視点に立って外壁塗装工事を行うことが大切なポイントだと思います。

現在保有しているアパートの外壁塗装工事を検討中でアパートの空室リスクを解消したいと考えているオーナー様はお気軽に弊社にお問い合わせください。

 

城東支店 開発営業部

原田雅章

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