ガレージハウスという選択肢
車やバイクをこよなく愛する方は一度目にしたことであるだろうガレージハウスについて、皆様どんな印象を持たれておりますでしょうか?
通常、駐車場やバイク置き場は屋外やマンション、アパートの敷地外にあることが多いため、車やバイク愛好家の方々は防犯面で不安に思うことが多いかと思います。
ガレージハウスとは、駐車スペースであるガレージが建物の中に組み込まれている車庫と住居が内部で行き来できるタイプの車庫付き住宅を意味します。建物の中に駐車スペースを組み込むことで、常に愛車が身近にある状態ですので、防犯面での不安をクリアに出来ます。
更に、壁とシャッターによって外部と隔離が出来るので、台風やゲリラ豪雨などの雨風にさらされることなく、砂埃や紫外線からも守ることが出来る為、愛車を綺麗な状態で保てます。
そこで今回は、車やバイクの愛好家の方々がターゲットとなり、通常の賃貸物件では厳しいと言われる立地でも需要が見込める可能性のあるガレージハウスをご紹介致します。
ガレージハウスで賃貸経営を行うメリット
1.通常物件と比べ比較的高い家賃設定を目指せます(※計画地や間取りによります)
→ガレージハウスは通常の賃貸物件と比べ、市場に流通している数も少なく希少性が高い物件と言えます。防音性の高い楽器使用可能物件のような付加価値の付く物件ですので、相場より高い家賃を目指せます。
2.駅から離れた立地でも需要が見込める
→通常の賃貸物件の場合は、駅からの距離や立地が非常に重要で家賃設定や入居率に直結します。車やバイクなど愛車での移動が前提にあるため、駅からの徒歩圏内外の距離でも気にならない方もいらっしゃいます。通常の賃貸物件では難しい立地でも、ガレージハウスでは需要が見込めるのが強みです。
3.小さな土地でも建築可能
→ガレージハウスは戸建てが建てられる広さがあれば建築可能ですので、マンションやアパートのような広い土地がなくても実現可能です。
ガレージハウスで賃貸経営を行うデメリット
1.通常のマンションやアパートよりも投資効率が低い
→ガレージハウスの場合、1階にガレージスペースの確保が必要なため通常のマンションやアパートよりも確保出来る住戸の数が少なくなります。従って、小さな住戸を複数確保出来るマンションやアパートよりも収益性が低くなってしまいます。
2.空室時の影響が大きい
→土地の広さによっては1戸しか確保できない場合もあるため、空室が発生すると家賃収入がゼロになってしまいます。複数戸確保出来るマンションやアパートであれば、他の部屋からの家賃収入でローンの返済を行えますが、1戸のみの場合はオーナー様の貯金などから切り崩して返済する必要があります。
ガレージハウスでの賃貸経営には上記で挙げたようなメリット・デメリットがありますが、最寄り駅からの距離が遠く、立地があまり良くないと言われる土地をお持ちの方には、有効な土地活用と言えるかと思います。
ガレージハウスの計画には、下記のような注意点があります。
・寝室と車庫の位置を離して計画する(出入りの音で睡眠を妨げないようにするため)
・換気扇の設置(車やバイクの排気ガスが居室に入らないようにするため)
・車庫から居室への出入り口に網戸の設置(虫の侵入を防ぐため)
ガレージハウスの設計には通常の賃貸住宅にはない注意点が多くあり、少し変わった計画になりますので、ガレージハウスの建築実績が十分にあり、様々なノウハウを蓄積している建築会社への依頼をお勧め致します。
弊社ではガレージハウスの建築実績があり、ノウハウを持ち合わせている建築会社とのお付き合いがありますので、ご興味ある方は是非お問い合わせ下さい。
城東支店 開発営業部
大野駿太