賃貸経営メールマガジン

『方角』は重要なのか

入居者募集ECO(エコ)マーケティング建築計画
2021/12/16

 

日々、ご計画プランを目にしている中、大半のご計画ではお部屋が南向きになるように計画されているのですが、南向きでの計画が可能であるのにそうでないご計画図面を目にすることもあります。
そこで本日はお部屋の方角の重要性について、ご説明致します。

 

そもそもお部屋の方角は何を基準に決まるのかと言いますと、お部屋の主要採光面が向いている方角と一般的に言われています。
分かりやすく言うと、お部屋で一番大きな窓が向いている方角がお部屋の方角となります。

 

よく『南向き』のお部屋がいいと言われておりますが、本当にそうなのでしょうか。
管理会社目線で結論から言いますと、南向きでの計画が可能であれば、『南向きがベスト』です。

 

その理由はやはり「日当たりがいい」という一点に限ります。
何故「日当たりがいい」方がいいかと言うと

 

・内見した際に明るくいい印象を与えることが出来る内見は第一印象が非常に重要です。
どれだけいい間取りでいい設備を導入していたとしても、玄関を開けて薄暗いお部屋ですと、悪い印象からの内見になってしまいますので、お部屋の魅力が半減してしまいます。
空室のお部屋は照明が付いていないことの方が多い為、太陽光を取り入れることが出来ていなければ、薄暗い部屋を内見することになり、最悪アピールポイントを見逃す可能性まであります。

 

・電気代を節約できる
南向きでしっかりと採光が取れていれば、天気のいい日中は照明を付けない若しくは、照明を減らしても十分な明るさが確保でき、電気代を節約することが可能です。
また、洗濯物が早く乾きますので、コインランドリーや浴室乾燥を使う必要がなく、その費用の節約にも繋がります。

 

・植物を育てることが出来る
採光が少なくとも、育てられる植物は存在しますが、十分な採光を必要とする植物の方が圧倒的に多くなります。『南向き』であれば、両者を育てることが出来ますが、日当たりが悪いと育てられる植物が限られてしまいます。
このような理由から、観葉植物を育てる方や、家庭菜園が趣味の方にとってはお部屋探しにおける、方角の優先順位は高まります。
家庭菜園をし、自給自足をすれば食費の削減にも繋がるかもしれません。

 

実際に同じ物件で同じ間取りのお部屋がある物件では、『南向き』のお部屋から申込が入ることはよくあります。
但し、南側に高い建物が存在したり、北側道路の場合は、南向きであっても採光が望めなかったり、南向き以上に採光が望める方角がある場合もありますので一概に『南向きがいい』とは言えませんが、お部屋の日当たりはいいに越したことはありません。

 

『日当たりの悪い部屋』と『日当たりのいいお部屋』では後者を選ぶ人の数の方が多いことは確かですので、『最も採光の望める方角に主要窓を設ける』ことをお勧めします。

 

本社アンサー事業部
谷 佳剛

 

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