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川崎市 国勢調査の結果が公表されました

不動産市況マーケティング
2021/9/2

 

総務省が5年に一度実施している国勢調査の結果が公表されました。
昨年の10月に実施された調査で、開始されてからちょうど100年になるようです。
国勢調査は日本に住む全ての人と世帯が対象で、主に人口や世帯の実態を明らかにし、この調査で得られた統計が国や地方公共団体の政治や行政、また民間企業や研究機関にも利用されるものになります。

 

今回は川崎市の国勢調査結果を前回調査時と比較して見ていきたいと思います。


【2020年10月1日時点】

人口   :1,539,081人(63,868人増加)

人口増減率:4.3%

世帯数  :746,866世帯(55,029世帯増加)

世帯増減率:8.0%

人口密度 :10,662人(1平方キロメートル当たり)

となっています。

 

値が最も小さかった都市を見てみますと

人口:693759人(静岡市)

人口増減数:21,664人減(北九州市)

人口増減率:2.5%減(新潟市)

人口密度:491.4人(静岡市)

 

川崎市は20の政令指定都市の中で人口増加数が福岡市に次いで第2位、人口指数(国勢調査を開始した大正9年の人口を100とした指数)は、東京も含めた都市の中で最も高くなりました。
人口密度においては過去最高の高さとなり、大都市平均の約2.4倍で政令指定都市の中で1万人を超えているのは川崎市と大阪市のみとなっています。

 

川崎市内の7区を見ると中原区が

人口   :263,785人

人口増加率:6.6%

世帯数  :134,751世帯

で7区の中で1位、人口密度も1番高くなっています。

 

少子高齢化や人口密度から、2030年頃がピークでそこから人口減少への転換が予想されていますが、大都市の中で最も平均年齢が若く、自然増加数(出生数-死亡数)も1番多い、これから若者が増えていく都市でもあります。

 

また、羽田空港と川崎市を結ぶ新しい橋の名称が「多摩川スカイブリッジ」に決定しました。
川崎市と東京都で今年度中の開通を目指している計画になりますが、これによってまたさらに人の出入りが増え、川崎市の存在感が高くなるかと思います。

 

どうしても暗い話題が多くなってしまっている世の中ですが、東京オリンピックが終わり、また東京パラリンピックがもうすぐ終了する中でどう変わっていくのか、これからも川崎市を追っていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

神奈川支店 アンサー事業部
土屋 一夢

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