賃貸経営メールマガジン

譲渡型賃貸住宅

購入・売却建築計画
2019/10/3

 

今回は、譲渡型賃貸住宅という新しいシステムをご紹介します。

リネシス株式会社が全国展開を始めた「譲渡型賃貸住宅 家賃

が実る家」は、支払った家賃が無駄にならず、借りながら持ち

家を取得するという新しい住宅取得のシステムです。

 

仕組みとしては、「家賃が実る家」に加盟している工務店が建

築した戸建賃貸住宅を一定期間借りて家賃を支払うと、賃貸期

間満了後に土地・建物が入居者に譲渡されます。

 

通常の住宅購入と違い、月々の支払いは家賃ですので、住宅ロー

ンを組む必要がありません。

住宅ローンが組めないという理由で持ち家の購入をあきらめる

人もいますが、このシステムであれば、そういう人でも家賃支払

い能力があり、家賃保証会社の審査が通れば戸建住宅を取得する

ことができます。

 

また住宅ローンの場合は、もし万が一返済が出来なくなった時、

多額の負債が残ることが不安で、本当は持ち家が欲しいのに賃貸

に住むことを選択している人もいます。

そのような人にとっても持ち家取得の選択肢が一つ増えること

は朗報でしょう。

 

賃貸という形を上手く利用した、新しい住宅取得の方法として

面白いと感じました。

持ち家が得が賃貸が得かという議論がありますが、この譲渡型

賃貸住宅は損得で考えるとどうなのでしょうか。

今後このシステムが普及するかどうかの鍵は、そこにあるよう

に思います。

 

神奈川支店 アンサー事業部

和田 康幸

 

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