ライバルは川崎市!?横浜市の統計をチェック
以前のメルマガ、『成長し続ける川崎市』
https://www.hiro-web.co.jp/magazine/magazine-16016/
では川崎市の統計を基に、飛躍的な成長を見せる川崎市についてご紹介させていただきました。
今回のメルマガでは川崎市に隣接し、神奈川県を大きく支える大都市『横浜市』の統計データを基にご紹介させていただきます。
・横浜市総人口数...
横浜市の総人口数は2019年8月1日時点で、3,748,473人(世帯数は1,709,616)となっており、全国に20箇所ある政令指定都市の中で1番多い人口数となっています。前年の8月1日時点と比べると約7,900人増加しており(2016年~2017年の1年間では約2,000人の増加)、増加数が拡大しています。社会増加数(人口の流出数と流入数の差)は約13,500人で前年の2倍以上の増加が見られ、9年ぶりに社会増加数が1万人を超えました。
・18区別だと...
人口の増減を区別に見ますと、
港北区・西区・鶴見区・戸塚区・神奈川区・南区・緑区・都筑区・磯子区・青葉区・中区の11区が増加しており(増加数が多い順)金沢区・保土ヶ谷区・瀬谷区・栄区・泉区・港南区・旭区の7区で減少が見られます。(減少数が多い順)増加している区の中でも、港北区・西区・鶴見区の3区は大きな増加が見られます。
単純すぎるかもしれませんが、
「人口増加数が多い=賃貸需要がある」可能性が高いと考えられますので、横浜市内で賃貸経営をお考えの方はこの人口増加数というデータも考慮して、物件探しや土地探しをしてみてはいかがでしょうか。
・人口詳細は...
65歳以上の老年人口が約91万3,300人で前年から約1万400人増加し、総人口に占める割合が過去最高の24.6%となっています。それが要因となり、平均年齢を見ると2019年3月時点で45.7歳となっており、若干ですが少しずつ平均年齢が上がってきています。しかし15~64歳の生産年齢人口は2005年から減少傾向にありましたが今年は約235万2,900人と、前年から約2,200人増加しています。
・外国人人口は...
2019年7月時点での横浜市内の外国人人口は、10万1,601人となっています。外国人人口は川崎市もそうですが、横浜市も年々増加傾向にあり、3年で1万7,000人程増えています。国籍別で見ると中国国籍が39,399人で3年前から4,775人増加しており、人口数と増加率共にトップとなっています。また、ここ3年間だとベトナム・台湾・ネパール国籍の増加率が上がっていました。
最後に以前のメルマガ、『成長し続ける川崎市』同様『横浜市の1日』をご紹介致します。
「出生数」 76.4人 「死亡数」 91.7人
「婚姻数」 51.1組 「離婚数」 17.0組
「宿泊客」 20,106人 「日帰り客」 108,284人
「ごみ収集量」 2,711トン
「交通事故」 28.0件
「火災」 2.3件
「救急車出動数」529.0件
となっています。
近年の川崎市の勢いに隠れてしまっている横浜市ですが、それでも政令指定都市1位の人口数で、間違いなく神奈川県を支え続けているのが横浜市だと思います。賃貸市場を見ましても、住みたい街ランキング1位に2年連続で選ばれている通り、単身・ファミリータイプどのような間取りであっても需要が大きく、成約率も高い水準を保っています。
みなとみらいの開発事業や横浜市営地下鉄ブルーラインの延伸工事計画、相鉄・JR、相鉄・東急直通計画、また、横浜駅周辺の開発ビル計画も2020年開業予定となっていますし、私自身育ちが横浜市ということもあり、個人的な感情が大きいですがもっと活発で元気な横浜を取り戻して貰いたいと常々思っています。
アンサー事業部 土屋 一夢