ランキングから見えてくるものは…
格付けやランキングというものを気にされる方は多くいらっしゃると思います。
朝、テレビで観る星座別占いランキングなどで自分の星座がトップにあったり最下位だったり、ともすればそれ一つで朝のテンションが変わるという方もいらっしゃるかもしれません。
世の中にあまたあふれるランキングはあくまでも気にする程度の方もいれば真剣に活用する方もいらっしゃいます。
ランキングの抽出方法だったり、対象人数が多かったり少なかったりということで大きくそのランキングの精度というものは変わってきます。
株式会社リクルート住まいカンパニーが毎年調査発表している、SUUMO住みたい街ランキングは皆様もよくご存じだと思います。
今年から調査方法を変更し、調査母数を昨年までの対象人数を3996件から7000件に増やし、抽出方法も変更してより高い精度を求めたとの事です。対象は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県に在住の20から49歳の男女としています。
その中で、2018年住みたい街ランキング総合第1位は『横浜』となりました。1位以下は、恵比寿、吉祥寺、品川、池袋、武蔵小杉、新宿、目黒、大宮、浦和の順でTOP10が決まりました。
上記とTOP10を見ますと2つの特徴に気が付きます。
・全ての駅がJRの駅であること。(武蔵小杉は東急東横線と表記)
・浦和駅以外は他路線に乗り換えが可能なターミナル駅であるということ。
この2つの路線でもわかるように住みたい街を考える際には交通利便性は大きな要因になりえるということです。
しかし、賃貸経営においては代々の土地を利用をしたいもしくは賃貸経営をしたいけれど土地がない等、ある程度、その枠の中でもしくは予算の中で考えなければならないので、ランキングがそうだからその土地を得ようということはまれであると思われます。
現状の土地の有効活用もしくは得られた土地、立地に対して最適な間取りを考えて内装・設備の充実化を図っていく必要があり、もちろん収支のバランスが大切です。
株式会社リクルート住まいカンパニーの「2016年度賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」より、次に引っ越しをするときに必要な設備としてのランキングが示されています。
1位エアコン95.3%
2位都市ガス利用86.2%
3位TVモニター付きインターフォン82.8%
以上がTOP3ですが、エアコンは例えば1LDKのリビングだけに1台だけではなく、洋室にも1台というように全室にエアコンは設置してほしいということもあるそうです。
ただ、このTOP3は今では定番の設備となりつつあります。
人気が上がっている設備としては無料インターネットの他にWi-Fiの設備のランキングが上がっています。特に全体では8位の71.6%ですが世帯構成別で見てみると学生は8割超が必要であると回答しています。
最近の若い世代はTV利用をするよりもスマートフォンを利用した有料番組やYouTubeの視聴が多くなっていてPCを開いてネット利用をするよりも早く扱い易いという傾向があるようです。
このようにランキングは賃貸情報にも表れていますし、お部屋を探す方にも気になる方もいらっしゃると思いますし、気にされない方もいらっしゃいます。
ただ、実際に住んだことないエリアや初めての一人暮らしを検討される方には大きな指標となるかもしれません。
全ての情報を鵜呑みにせず、取捨選択をおこなって、その土地にあった正しい情報を確認して下さい。
その為に、弊社のような入居者のニーズをタイムリーで把握している管理会社がいます。
是非、何なりとご相談下さい。
長文ありがとうございました。