入居者ニーズ?(外観編)
皆さんこんにちわ和田です。
入居者ニーズ第3回目は、賃貸物件の外観について考えてみます。
入居希望者を物件に案内する時、まず目にするのは外観です。
その物件に決めるかどうかの判断を外観を見た時点でする人も少なくないと聞きます。
外観を見て自分のイメージに合わなければ、室内を見ないで他の物件に行ってしまう人もいるでしょう。
ではどのような外観が入居率UPになるのでしょうか。
代表的なものをいくつか挙げてみます。
【これから賃貸物件を建てる時】
?.建物の外壁(材質)・形状(シルエット)にこだわる
建物の外壁部分にどのような部材を使うかによって、印象はだいぶ違ってきます。
例えば
コンクリートの打ちっぱなし=モダンな都市型
レンガ張り=重厚なヨーロピアンタイプ
漆喰のぬり壁=地中海の南欧風
などです。
建てる建物のコンセプトやターゲットにしている入居者、また周辺の景観に合わせた外観を計画することが重要です。
?.建物の外壁や外塀の色にこだわる
建物の色づかいも重要なポイントです。設計士やカラーコーディネイター
など専門家にアドバイスを受けることも検討して下さい。
?.外構・庭・植栽にこだわる
せっかく希望どおりの建物が完成しても外構計画によっては、物件が台無しになってしまうことも考えられます。
道路から建物の入口までレンガ敷きにしてみたり、シンボルツリーを植える・季節の花を植えるなど、少しの工夫で入居希望者に良い印象を与え、入居率UPにつながります。
また植栽は、道路や隣家からの目隠しの効果も得られます。
但し、植栽は手入れをしなければ、枯れてしまったり、伸び放題になりかえって逆効果です。
植栽の定期的な剪定にはコストがかかりますので維持費を初期計画に組み込んでおくことが必要です。
【賃貸物件を建築した後】
?.日常清掃
日常清掃をきちんとして、常に清潔感の感じられる状態を維持しておくことが最低限必要です。
敷地内や共用部にゴミが落ちていたり、共用廊下の電球が切れているのは以ての外です。
?.大規模修繕
ある程度の築年数が経過した物件は、入居率改善の為に大規模修繕の検討も必要です。
上記の???は大規模修繕でも同じことが言えます。
思い切って外壁をレンガ張りにしてみたり、流行のカラーコーディネイトで塗り替えるなども入居率改善に効果があります。
物件の外観は入居率を左右すると言えるくらい、大変重要なポイントなのです。建物のコンセプトをはっきりさせること、そして清潔感を保つことで、是非皆さんの所有物件も入居率UPにつなげて下さい。