賃貸経営メールマガジン

今回横浜支店小林が担当致します。
よろしくお願い致します。

最近急激に都心部の分譲マンションタイプの賃貸供給が増えてきている様に私は感じます。
人気エリアの単身タイプなら時期によっては分かる気がしますが、高級マンションの高額設定で、１エリアで数百室もの供給が一斉に市場に出ているなんて・・・。

なぜなのでしょう？

入居者が決まらないから供給が増える一方なのでしょうか？
それは違うと思います。

計画的に全戸賃貸物件が増えたのでしょうか？
これも今に始まった事ではないです。

投資目的で区分所有している部屋が昔より増えたのでしょうか？
これも最近急に出てきた話ではないです。

まして世間では、色々な情報が飛び交い、不動産業界が良いと思っている方は少ないでしょう。

にも関わらず現状は・・・？？？不思議な現象が起こってます。

私はこう思います。
『売りたいけど売れない、
売りたいけどこの価格では売りたくない。』が『しばらく貸すか』になっているのだと思います。

この考えは私は間違っていないと思いますが、全ての物件、全てのエリアでかと言うと違います。
逆に、貸す事なんて考えてもない物件・エリアでは、正解ではないかと思います。

先日、中古物件は売れているとの情報が流れましたが、私はマーケットが良いのではなく、物件が多いからニーズに合った物件、安い物件と巡り会う確率が上がったのではないかと思います。

取引が増えたのは事実でしょうが、全ての物件が売れたわけではないですし、売りたいけど売れないという現実に追われている方も少なくないと思います。
現在でも売り物件は多く市場に流れていますし、エリアによっては新築物件がまだまだ出てくる所もあります。

今までの、感覚で、『売る』『貸す』ではなく、色々な方向から見て、聞いて、不動産という大事な資産を守っていく必要があると思います。