賃貸経営メールマガジン

１.【畑付き賃貸住宅とは!?】

皆さんこんにちは和田です。

今年の繁忙期シーズンも終わりを迎えようとしていますが、振り返ってみると厳しいシーズンだったというのが本音ではないでしょうか。

同業者の方の話を聞いても、例年と比較して今年は良かったという声はほとんど聞かれませんでした。
成約の平均賃料、敷金・礼金・仲介手数料の初期費用も概ね下落しているようですし、なによりも部屋探しをする人が少ないとの事です。

弊社にも入居者からの賃料減額の交渉、リストラ・会社倒産による貸室解約の電話が例年より多くありました。

今後の経済情勢がどの様に変化していくのかはわかりませんが、急に好転するような事は考えづらいのではないでしょうか。

また賃貸経営は、20年以上の長期的な視野で考えなければいけませんので今日のような不況にも対応した計画をしておく必要があります。

前置きが長くなりましたが、弊社に毎日多くの家賃査定のご依頼がありますがその中には、賃貸経営には適していない立地のためサブリースによる家賃保証をお断りする案件もあります。

先日、私宛にいただいたご依頼で立地的に賃貸は難しい案件があったのですが畑付きテラスハウスという計画でした。

２階建てのメゾネットタイプの賃貸+広めの専用庭を家庭菜園として利用できるという計画です。
エコロジー・無農薬・健康志向・節約など、入居者募集の際のキーワードがすぐに頭に浮んできました。

立地条件が悪くても、物件に売りとなる特色を持たせた大変面白い計画ですが、結局オーナー様への提案段階で採用されなかったようです。

立地条件の良い場所では、賃貸供給が過剰と言われる昨今でもまだまだ需要がありますが、それ以外の場所では入居者のニーズをいかに捉えるかという工夫ををするか否かで勝ち組・負け組みがよりはっきり分かれてくると思います。