リノベーションの企画のポイントとは?
今回は、リノベーションの企画のポイントについてお話します。
前回のメルマガでリノベーションをするべきかどうかの見極めについてお話させていただきましたが、そのような確認をして対策を講じても中々成約に結びつかない場合は、具体的に何らかのリノベーションをする為の企画を練る必要が生じてきます。
そこで、まずやらなければならないことは、再度、近隣の同行や過去の物件入居者の同行などの市場調査です。以前、新築の賃貸物件を作る際にも市場調査の必要性はご説明させていただきましたが、企画を練る際には当然、この市場調査、マーケティングが重要になります。
何故、市場調査が必要なのかといいますと、現状把握や周辺市場に合わせたリノベーションを行わないとせっかくお金を掛けて物件をリフレッシュしても状況が改善されない、なんてことにもなりかねないからです。
入居者ニーズや市場のニーズに合わないリノベーションを行えば、やはり入居者からは選ばれないという結果になってしまいます。そうならないためにも調査は、重要なのです。
しかしながら、新築の計画のときとは異なり、部屋のタイプはすでに決まっていますので、ポイントとすることは、近隣の新築物件などの仕様設備や条件面そして、入居者層の調査が重要になります。それに加えて、今までの入居者の履歴なども参考になると思います。
例えば、1Kタイプの新築物件や築浅物件の仕様設備を募集図面やインターネットを使って調査します。同時に賃貸条件がどのような条件になっているかも併せて調査してみてください。
次に、入居している入居者層について調査します。社会人、学生、男性、女性など、この調査は、個人情報なども有りますので、細かく調査することは困難かも知れませんが、最寄り駅の不動産業者にヒアリングすれば、ある程度の傾向はつかめると思います。
これらの作業は、物件のターゲットを絞りこんでそのターゲットに合わせたリノベーションを行う為です。仕様設備については、新築の物件を参考にすると自分の物件に足りないものなどが浮き彫りになってきます。その中ですべて取り入れられれば言うこと無しですが、状況によっては、優先順位によって選択する必要が出てきます。
そのためにも入居者層が大切になります。特に男性と女性の入居者では、お部屋に求めているものが異なるからです。
駅から遠い物件なのに仕様設備を女性向けに変更しても物件にたどり着くまでの道中で避けられてしまうという可能性が高いですので、その場合は、別のターゲットに変更する必要があります。
最近の入居者はこだわりを持って部屋探しをする傾向が強いですのでそのこだわりをしっかり捉える事が成功の秘訣だと思います。また、築年数の新旧よりもむしろ条件面や使い勝手などを重視する傾向が強いようです。
このように調査をしてゆくとご自分の物件がターゲットとすべき入居者層がはっきりとしてきますので、何をどのように再生していけばよいかがはっきりとしますので、その中から選択していけばいいと思います。
無駄なくリノベーションをする為に市場調査が必要だということが、理解できたと思います。
でもなかなかターゲットを絞り込むという作業は難しいです。そんな時には、女性目線で物事を考えて見てください。それは、なぜかといいますと、現在の多くの産業などを見てみると商品開発のターゲットとされているのが、女性目線ということだからです。そういわれるとなんとなく解ると思います。
今回はここまでとさせていただきます。
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