賃貸経営メールマガジン

保証会社とは

家賃滞納
2008/7/17

皆さんこんにちは。佐々木です。

今回は保証会社についてお話したいと思います。

 

保証会社とは、賃貸借契約において、賃借人が家賃を滞納した場合に、賃借人に代わって滞納賃料を弁済してくれる会社です。一般的に家賃滞納が発生すると、個人で回収するのはなかなか難しくなってきます。連帯保証人を必ず立てて契約しているはずなのに、滞納が生じる賃借人に限って連帯保証人にも支払能力がなかったり・・・。訴訟費用などを費やし、やっとの思いで退去させても滞納した家賃は回収の見込みはなく、大家さんが泣き寝入りせざるを得ない。保証会社を利用すれば、滞納賃料は保証会社が保証してくれますから、大家さんにとって滞納リスクは解消できると思います。

 

保証会社を利用する場合は、まず、賃貸物件の業務委託を締結している管理会社か仲介業者が、保証会社と代理店契約をしているか確認してください。そして保証会社の内容を(保証の範囲や保証会社の規模など)確認することをお勧めいたします。個々の契約については賃貸借契約時に保証会社と賃借人とで保証委託契約を交わして頂くこととなります。賃借人は、連帯保証人を立てる代わりに保証会社を利用していただきます。その際、保証委託料を保証会社にお支払いただきます。賃借人にとって賃貸借契約締結時の初期費用が余計にかかることとなりますが、連帯保証人を立てる必要がなくなります。賃借人に保証会社利用の承諾を得なければなりませんが、入居審査の段階でどう対応するか管理会社と相談したほうがよいと思います。

 

さて、契約中に滞納が発生した場合(賃借人が大家さんに直接家賃を支払う場合)ですが、保証会社に速やかに連絡する必要があります。「気がついたら2ヶ月分滞納していた」「ある程度滞納がたまってから連絡すればいいかな」では、保証会社は滞納家賃を保証してくれません。たとえば、5万円の賃料を滞納した賃借人が、2ヶ月分・3ヶ月分となったときに支払えるわけがありません。回収の確率が下がってから滞納事故の連絡をもらっても対処できないのです。家賃の入金管理を毎月しっかりと行い、延滞が出たら速やかに連絡する、これで滞納賃料は保証されます。

 

保証会社の認知度は、数年前に比べて高くはなってきていますが、それでもお部屋を借りる方の保証会社に対する認知度はまだ低く、保証会社の利用を承諾いただけないケースがまだまだあります。

確かに家賃滞納が生じたときの事を考えると保証会社を必ず利用してもらいたいと思うのですが、入居募集の時期や物件の場所によって臨機応変に対応していけばよいのではないでしょうか。

 

今回はここまでとさせて頂きます。次回は保証会社の種類や使い分けについて説明したいと思います。ありがとうございました。

 

 

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