賃貸の維持管理V(住宅設備 後編)
皆様こんにちは。本日は野崎がメルマガを担当します。
よろしくお願いします。
今回も前回に引き続き室内設備の修繕周期の目安後編をお届けします。
前回同様に財団法人 日本賃貸住宅管理協会の資料を参考にしています。
《キッチン設備》 修理目安 : 5年?10年目
部分交換目安 :11年?15年目
更新周期の目安は10年?15年程度
他設備と違い入居者の使用状況(お掃除頻度)により更新周期が異なります。特に油汚れがひどく、放っておくと油が固まり取り除きにくくなります。油が付着したら、すぐ拭き取る事と換気扇についてもフィルターなどで汚れないようにしてもらいたいですね。
入居者は電気コンロよりもガスかIHコンロを望んでいます。また料理をする方にとっては2口以上のコンロが必須です。
交換の際は使い勝手の良い設備をオススメします。
《洗面化粧台》 修理目安 : 5年?10年目
部分交換目安 :21年?25年目
更新周期の目安は20年?25年程度。
本体が陶器で出来ておりますから、汚れが目立たなければ交換の必要はなく、住宅設備の中でも寿命が長い設備です。
樹脂の部分は直射日光を受けると劣化する場合がありますから、日陰での使用が寿命を長くします。
鏡の交換目安は概ね10年で必要になる場合があります。
《トイレ》 修理目安 : 5年?10年目
更新周期の目安は30年程度。
本体は陶器で出来ていますので、割れや汚れが目立たなければ交換の必要はありません。しかし、フロート・ボールタップ等の部品は3?5年おきにメンテナンスまたは交換をする必要があります。
また、つまりは水があふれてしまう事がありますので、流れ具合の確認が必要です。
《インターフォン》 更新周期の目安は10年程度。
セキュリティーを気にされる入居者がとても多くなりました。
交換の際はテレビモニター付きにされる事をオススメします。
最近ではボイスチェンジャー付きで、女性でも男性の声で対応できる物があります。
最後までお付き合いありがとうございました。