賃貸経営メールマガジン

現物投資と不動産投資の明暗

2008/10/11

皆さんこんにちは、今回のメルマガは、車が担当させていただきます。

先日、驚きのニュースが入ってきました、皆さんもご承知だと思いますが、上場リート会社のニューシティ・レジデンス投資法人が、負債総額、1123億円で破綻いたしました。上場リートの破綻は初めてとのことです。

ニューシティ・レジデンス投資法人は、賃貸住宅を投資対象とし住宅リートでは、国内第2位の規模で不動産関係者も驚いているそうです。

今回の破綻の原因は、米国経済悪化の影響を受けてのことで、現在不動産、建築、生命保険など多種多様の企業が資金繰りに困窮し破綻しています。

大和生命保険の破綻などを見ても今回の特長は、非常に破綻までの速度が速いということです。投資家や保険契約者は、手を打つまもなく破綻に追い込まれているところがとても怖いと思います。

特にJリートに関しましては、情報開示がしっかりしていて比較的安心な投資先と言われていましたが、このような結末を見るともはや安心とはいえないと思います。

投資家保護やその他の投資法人への影響などについてとても楽観的なものが多いと私は、感じていますが市場の混乱を避けてのことだと思います。

不動産投資の怖さを改めて感じてしまいました。

そこで、今回は、Jリートなどの不動産投資とアパート経営などの現物投資のリスクについて考えて見たいと思います。

まずは、不動産投資ですが、今回の惨劇を見れば一目瞭然で、母体の投資法人が破綻した場合で最悪の事態としては、投資したお金が戻ってこなくなってしまうということもありますので、かなりリスクが高い資産運用だと思います。

今回のように情報開示されている投資法人の所有物件は、住宅系の賃貸ですので一見、安全性が高いように見えますが、投資法人の母体や財務
内容をしっかりと把握していないと安全性が高いとはいえません。

先物取引や株式投資のように売買のタイミングを市場動向を予測して行かなければなりませんので、自分自身の努力でどうにかなるものではないというところがありますね。

一方の現物投資のアパート経営ですが、もとろんリスクがないわけではありません。一番のリスクは、空室リスクということになると思いますが
不動産投資と違うのは、努力しだいでリスクを改善できるということです。

入居者ニーズに合わせて仕様・設備をリニューアルしたり条件設定を変更したりと工夫次第で満室経営することが可能です。

特によいところは、不況に強いというところではないでしょうか。衣食住といいますが、景気が悪化した場合、通常の家庭は娯楽などの費用は削減しますが、住むところ、食べること、着るものは最低限確保しないといけませんので、賃料が景気悪化のために半分になったりゼロになったりすることはありません。

その逆に、景気がよいからといって、倍になることもありません。不動産投資の場合には、倍までは行かなくても景気がよい場合はその恩恵を受けられます。

ハイリスクハイリターンを選択するかミドルリスクミドルリターンを選択するかは、自由ですがバブル崩壊や最近の都心におけるミニバブルそして今回のサブプライム問題による世界経済悪化に伴う景気の崩壊などを考えると現物投資であるアパート経営が資産運用においては、安全性が高いと思います。

皆さんは、どのようにお考えですか?

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