賃貸の維持管理?(修繕積立金の目安と総括)
皆様こんにちは。本日は野崎がメルマガを担当します。
よろしくお願いします。
最近は本当に悪いニュースばかり飛び交っています。20日のNY株式市場が5年8ヶ月ぶりの安値になりました。米ビッグ3(クライスラー、ゼネラル・モーターズ、フォード・モーター)への公的資金250億ドルの支援策が発表されましたが、上院が法案採決を断念し妥協策に向けた修正協議に入ってしまいました。
1社の破綻で約300万人が失業すると発表され、米ビッグ3が破綻したら更なる世界金融危機が考えられますね。
10月27日に日経平均株価がバブル後最安値を更新しましたが、更なる最安値更新があるかもしれません。
不動産業も不況と言われていますが、賃貸管理の仕事をしていますと不況の煽りをさほど受けているように感じませんが、来年繁忙期の入居率は例年と比べ影響してくるのでしょうか。
しっかり計画を立てた賃貸経営が一番安全な投資かもしれませんね。
さて、今年は賃貸に関わる様々な維持管理内容についてお届けしてきました。
それではいったいどの位の積み立て計画をすれば良いのでしょうか。
その前に今までの建物維持管理内容についておさらいをしたいと思います。
?【日常清掃編】
建物を清潔に保つ事は現在の入居者にとっても嬉しい事で、長く入居してもらえる事に繋がります。また、新しく入居を希望している方にとっても綺麗である事は物件を決断する決め手になります。
最低でも月2回の清掃を心がけましょう。
?【法定点検と自主点検編】
点検には各種法律の定めにより義務付けられた法定点検と管理会社が日常管理業務として自主的に行う自主点検があります。
法定点検には『消防設備点検』や『エレベーター定期点検』や『増圧給水ポンプ点検』などがあります。
住宅設備の故障が原因で大事故を起こさないように定められている点検ですから、入居者に安全で快適な生活を提供する為にもしっかり行いましょう。
?【情報設備編】
2007年年末の単身世帯を含むパソコン普及率は85.0%
2007年12月のインターネット利用率は91.3%になります。
つまり、賃貸についても、インターネットが利用できる環境を整えている事は必要不可欠になってきたと言えます。
ケーブルテレビやBフレッツなどの情報設備の導入は入居者に選ばれる賃貸物件にする為に、必要な投資と言えます。
引き込み費用が条件により無料になる場合もありますので、是非検討してください。
?【住宅設備 前編】
?【住宅設備 後編】
住宅設備 前編と後編では給湯・風呂釜、エアコン、ユニットバス、キッチン設備、洗面化粧台、トイレ、インターフォンの修繕周期の目安についてお伝えしました。
?【建物本体編】
屋根材、ルーフバルコニー、外壁の点検時期についてお伝えしました。
このように賃貸アパート・マンションは収益を生むだけでなく、維持管理や物件価値を上げる為には様々な出費があります。
なるべく出費は抑えたいという気持ちが誰にでもあると思いますが、入居者に喜んでいただける為の出費は収益を維持する事に比例します。
いつまでも変わりなく入居者に選ばれる物件を目指しましょう。
それでは【修繕費用の積み立て】ついてです。築年数が浅い内はそれほど出費はかかりません。住宅設備についてもメーカーの保障期間や建築会社にも保障期間がある場合があります。築年数が10年位を超えたあたりから、様々な費用が発生する事が予測できます。
修繕積み立て金はあくまで目安になりますが、下記のとおりです。
? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?1K? ?1DK 各4,000?5,000円/毎月
1LDK?2DK 各5,000?6,000円/毎月
2LDK?3DK 各7,000?8,000円/毎月
これから賃貸経営を始める方は修繕積み立て費を考慮した上での収支を計算されると良いと思います。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。