賃貸経営メールマガジン

家賃滞納の今昔その1

家賃滞納
2009/3/9
賃貸経営・アパート経営ならヒロ・コーポレーション

皆さんこんにちは。

今回は佐々木が担当いたします。

賃貸経営で悩まされるものの中に、家賃滞納があります。大家さんにとって毎月決められた日までに、決められた家賃が入ってこないのは死活問題です。

1ヶ月分程度であれば、比較的改善しやすいのですが、2ヶ月・3ヶ月となると、手の施し様がなくなります。

この家賃滞納、昔と今では、どう変わったのでしょうか?

まずは、家賃を滞納する借主の認識、考え方です。決められた期日までに家賃を支払わなければならないときに、お金が無い。ほかにも支払があるからどうしようとなったとき、家賃の支払を一番後回しにしようと考える方が昔に比べて多くなってきたような気がします。
生活の拠点となる住居の費用は後回しにするべきではないと考えるのが普通なのですが、いったいなぜ?

理由は、ほかの支払を考えたときに、【滞納⇒使用(利用)停止】の期間が短いものが優先されるからです。携帯電話、クレジットカード、公共料金などでしょう。特に、クレジットカードは、延滞記録が残ることを懸念して、真っ先に支払うようです。

では、家賃はどうか。賃貸借契約で「家賃が1ヶ月以上滞った場合、契約解除となり、部屋をを明け渡さなければならない」というような内容の約束になっていても、実際物理的に部屋を使用不可の状態にするのは困難なことです。

例えば、勝手に部屋の鍵を替えて、入室できないようにする。

それは違法ですからできません。適法に明け渡しを求めても、時間と費用がかかります。滞納発生から使用不可になるまでに時間がかかるからです。

支払督促があっても、適当に理由づけをして、「いつまでに払いますから」と言い訳をする。使用不可までの期間が、支払猶予期間であるかのように錯覚しています。中には、家賃滞納しても、すぐに強制退去させることができないことを知っている方もいるようです。
また、家賃滞納する人の中には、お金はあるが、「家賃が高いから値下げしてくれるまで払わない」「忙しくて払いに行けない」というような理不尽な事をいう方も、昔に比べて多くなってきたような気がします。
このような滞納者を未然に防ぐべく、契約時には入居審査がありますが、残念ながらその人の性格までは判断できません。いかに家賃を滞りなく支払うように意識付けるか、また、支払を後回しにしないよう危機感をもたせることが重要ですね。
次回は、滞納発生の対処がどう変化しているかお送りしたいと思います。
ありがとうございました。

 

 

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