変動金利か固定金利か!?
皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。
住宅ローン金利が低い今が建て時だという話を良く耳にすると思います。
確かにそのとおりだと思います。
低金利以外にも住宅エコポイントや税制面の優遇など建物を新築するにあたって有利な材料がたくさんあるからです。
では、住宅ローンを借りる場合に変動金利と固定金利がありますが、どちらが有利なのでしょう。
大手銀行の住宅ローン利用者は9割が変動金利を選択しているそうです。
変動金利は、各行の短期プライムレート(短プラ)を基準に決まります。
短プラは日本銀行が決定する政策金利に連動しますが、この政策金利の引き下げにより、大手銀行の変動金利は現在1%前後の水準です。
変動金利は固定型と比べて割安感がありますし、当面は金利の上昇もないだろうと考える人が多いのではないかと思われます。
一方でフラット35をはじめとする全期間固定の住宅ローンを取り扱うSBIモーゲージが展開する住宅ローンの相談窓口「SBI住宅ローンショップ」が全国100店舗を達成したという話も聞きます。
同社の円山社長は「金利上昇リスクを考慮すれば、住宅ローンは変動金利ではなく全期間固定金利が正しい。10年後には1000店舗、住宅ローン市場で20%のシェアを目指したい」とのことです。
変動金利ほどではありませんが、固定金利も低水準であることは間違いありません。
変動金利の1%前後に対して、全期間固定金利は2%前半ですから、金利や返済額に割高感を感じますが、35年間という長期の返済期間を考えると圧倒的に安心感があります。
金融の専門家の話を聞いてみても、景気の動向は5年先すらわからないという状況の中で、住宅という生活の根幹にかかわる買い物をするのに変動金利は金利上昇のリスクが非常に高いのではないかと個人的には考えています。
どちらが得かは誰にもわからない、と言ってしまえばそれまでですが今現在の金利が格安だからという理由だけで、変動金利を選択するのは大変危険です。
借り入れ期間が2?3年間くらいの短期間である場合や繰上げ返済の予定が確実な場合などの特殊な理由がない限り、現時点では返済プランの明確な固定金利を選ぶのがセオリーです。
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最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。