賃貸経営メールマガジン

アパート建築の落とし穴5  外灯編

2011/4/14
賃貸経営・アパート経営ならヒロ・コーポレーション

皆様こんにちは。本日は野崎がお伝えします。

今回の【アパート建築の落とし穴】『外灯編』です。

外灯やライトアップの演出は夜の建物を綺麗に見せます。

逆に暗い建物は、防犯上も不安です。

『外灯の光』は、賃貸建物を良くも悪くもします。

外灯には下記のタイプがあります。

A:光センサー式
暗くなると自動で点灯し、明るくなると自動で消灯します。

B:自動点灯式タイマー
外灯の入り切りをタイマーで時間調整します。

C:人感センサー
人を感知した時のみ点灯しますから、経済的です。

D:スイッチ式
スイッチを押した時のみ点灯し、スイッチを切る事で消灯します。

殆どの外灯がAやBになり、最も適していると言えます。

Cの場合は人を感知しない間は真っ暗になってしまうので、建物イメージが悪くなってしまいます。

Dのタイプで共用部にスイッチがあり、誰かが押さないと点灯しない外灯の賃貸物件がありましたが、これは非常に面倒です。

また、多くが世帯数分の電気メーター以外に共用の電気メーターがあり、共用部の名義人(所有者や賃貸管理会社)が外灯の電気代を負担します。
逆に、共用電気メーターがなく、入居者玄関前の照明は各入居者が居室の電気代と一緒に負担しているケースもあります。

そして、1階も2階世帯も全てのお部屋が1階に玄関を設けている『重層長屋タイプ』で多いケースとしましては、AやBやCの自動点灯ではなく、室内の玄関ホールにある照明スイッチを押すと外部玄関灯が照らされるタイプが見受けられます。

これは建築会社が『自宅』を建築する際と同一ですが、『賃貸』では絶対に避けなければなりません。

一番最初に帰宅した入居者は真っ暗の明かりがない状態で、玄関ドアの鍵穴を見つけ、鍵を開けなければなりません。

帰宅した入居者が玄関ホールのスイッチを押し、玄関灯を点灯すれば、後に帰宅する入居者の明かりは確保されますが、他人の為に自分の部屋の外灯を点灯させる人は珍しいでしょう。

つまり、全ての入居者が真っ暗の中で帰宅しなかればならない事になります。

このような賃貸は女性に嫌われます。物件案内時は明るい日中で気付かない事でも、入居してから気付けば、退去までの期間も短いでしょう。

このような事が頻繁に起きてしまいます。これは自宅の建築をメインとし、アパート建築に慣れていない建築会社に起こりがちです。

『賃貸トラブル』を予測できずに、お客様にマイホームを提案するのと同じようにアパートを提案してしまうのです。

ほんの些細な事ですが、『外灯が真っ暗な賃貸』は通常の賃貸と比べ入居率に大きな違いが生じるでしょう。

また、逆に外灯が明るすぎる賃貸も問題が起こる事があります。

近隣から、夜眩しすぎて眠れないとクレームになってしまうのです。

近隣住居の窓がどこにあるかなど、細部にわたり気にかけなければなりません。

『入居率アップやクレームを軽減する光の活用』としましては、近隣まで広がらないしっかり共用部をピンポイントで照らせるタイプの照明を選ぶ。

シンボルツリーや建物外観やアパート名盤などをライトアップし、光のをオシャレに演出する。賃貸住居の窓側に人感センサー式の光の点滅で、威嚇できる防犯ライトを取り付けるなどです。

弊社の賃貸経営の経験が皆様の賃貸建築を、入居者から選ばれる賃貸へと導ければ嬉しく思います。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

PICK UP
全カテゴリー注目NO1

RECOMMEND
オススメ記事

TOP