賃貸経営メールマガジン

人気設備ランキング2012を考察する

住宅設備
2012/11/7

皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。

 

今年も全国賃貸住宅新聞から、『入居者に人気の設備ランキング2012』が発表されました。

このランキングは、回答のあった全国307社の管理会社からのアンケートを集計してつくられています。

弊社もこの307社の中の1社に入っており、自社以外の入居者ニーズの感触を知るために毎年参考にしています。

今年の「これがあれば賃料が上がる」設備編のランキング単身向けは以下のとおりです。

 

1位 インターネット無料
2位 エントランスのオートロック
3位 浴室乾燥機
4位 ウォークインクローゼット
5位 TVモニター付きインターホン
6位 ホームセキュリティ
7位 独立洗面台
8位 システムキッチン
9位 洗浄機能付き便座
10位 24時間利用可能ゴミ置場

 

さてここからが、考察です。

まず1位と2位が昨年(2011)と全く同じです。

という事は、管理会社としては入居者に対して賃料UPや入居促進に非常に有効と考えられているという事です。

2位のエントランスのオートロックは既存の物件に途中から導入するのは難しい場合が多いのですが、1位のインターネット無料は、比較的容易に導入可能です。

もし、空室に困っている物件でインターネット無料が導入されていないようでしたら、早速試してみてはいかがでしょうか。

 

次に今回のランキングを良く見てみると、2・5・6位と10位の中に3つの防犯設備が入っています。

管理会社は、入居者から防犯設備に対する関心の高さを強く感じていることがうかがえます。

昨年も2・3・7位にランキングされていることからも防犯設備への高い関心は、今後も変わらないと思われます。

そして3・7・8・9位にランキングされている水まわりに対する関心の高さは、以前から変わりません。

 

話をまとめると、この10位までのランキングは大きく分けて、インターネット・防犯・水まわりの3つの設備に大別することができます。

つまり単身向けの空室対策を設備面でする場合は、この3つの設備を重点的に改善・改修すればよいのです。

 

入居者ニーズは時代とともに変化しますが、傾向が急激に変わることはありません。

皆さんも空室対策の参考にしてみてください。

 

最後に10位に触れますが、昨年はランク外でした。

設備と言えるかは疑問ですが、いつでもゴミが出せることが今の入居者にとって魅力のひとつであるということを頭の片隅に入れておきたいと思います。

 

最後までお付き合いいただき、有難うございました。

 

 

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