賃貸経営メールマガジン

賃貸リフォームに適したローン

銀行融資・ローン
2012/11/15
賃貸経営・アパート経営ならヒロ・コーポレーション

皆様こんにちは。今回は野崎が担当します。

 

前回の私のメルマガにて賃貸のリノベーション実例をご紹介しました。
≪築30年からの賃貸経営(リノベーション?)≫
http://www.hiro-web.co.jp/magazine/archives/6326

この賃貸のリノベーション工事で立ち塞がる【壁】となりやすいのが『融資』です。

『リフォームローン』なる商品が金融機関にあります。

しかしながら、この商品は自分が住む為のリフォーム工事に対した融資であり、他人に貸す賃貸物件をリフォームする場合は利用できません。

 

次に『フリーローン』という商品があります。名前のとおり融資を受ける目的が定まっていない多目的融資です。

フリーローンは住宅ローンと比較すると金利が高い事が多いです。

担保を必要とする有担保型と無担保型があり、当然に無担保型の金利は有担保型に比べ高くなります。

(某銀行のフリーローン 無担保型 金利5.975%)

無担保の金利が高いからと言って有担保型にした場合、数百万円のリフォームをするのにその担保となる不動産に抵当権を設定し、抵当権設定登記をしないといけないですから、余計な諸経費が掛かり面倒ではあります。

某銀行では無担保ローンの返済期間が10年まで、有担保ローンになると30年までになります。

 

【日本政策金融公庫】

日本政策金融公庫には様々なローンがありますが、ここでは普通貸付を紹介します。

日本政策金融公庫は事業に対するローンの為、普通貸付は賃貸のリフォームに利用できます。

融資額は4,800万円以内  返済期間は10年以内になります。
(状況により、20年も可能)

フリーローンと同じように無担保型と有担保型があり、無担保型の場合は上記の融資額よりも少なくなります。

年齢制限がなく、事業の運営状況が審査対象となります。

金利は平成24年9月12日現在 1.45?4.00%です。

金利に幅がありますが、有担保の場合金利が1.45%に近づき、無担保の場合は金利4.00%に近づくという事になります。

フリーローンと比べても金利が低いと思います。

 

賃貸需要は数年で変化する事があります。これまで苦戦する事のない人気の物件でも、ある日から思うように入居者が決まらなくなる場合があります。

例えば大学移転による単身者需要の大幅な低下、需要のある間取りが供給過多により、競合が激しくなった上、周辺物件の方が築年数・グレード共に勝っている場合。

単身者需要が低下し内見もなく長期空室が続く場合、2?3世帯をまとめて1世帯にし、面積を増やす事で2人以上が入居できる間取りに変更せざる負えない事もあるでしょう。

ローンを組んで賃貸のリフォームをしようとしても、利用できる融資は少ないです。

フリーローンや日本政策金融公庫などを利用する事で、賃貸物件の価値を高めてください。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

 

 

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