外構計画の重要性(その1)
皆様こんにちは。
本日は和田がお伝えします。
新しく賃貸経営を計画する際に建物の外観・間取りや設備・仕様は細かく打ち合わせをするのに、外構の話は後回しになってしまい、建物が着工してから慌てて考えるというようなケースも少なくありません。
外構計画は、物件完成後の入居率やクレームリスク・維持管理コストなど、賃貸経営の根幹の部分に大きな影響を与えるにも関らず、重要視されていない場合がありますので、ここでもう一度、再確認してみたいと思います。
1.植栽について
十分に手入れのされた植栽は、物件のアクセントになり、外観を引き立たせます。内見者を案内した時の印象も良くなりますし、既存の入居者にも良い影響を与え、入居率の向上に繋がります。
反面、枝が伸び放題になっていたり、枯れてしまったまま放置されていたりすると入居率に悪影響です。
植栽管理は、業者に委託すると意外と費用がかかりますので、植栽をする場合は、メンテナスコストを計画段階で見込んでおくことが必要です。
また、植栽とは違いますが、雑草が伸びている物件も入居者からは敬遠されます。
雑草が生えそうなスペースは極力、コンクリートを打ってしまうか、防草シートを敷くなどの対策をしておくべきでしょう。
2.駐輪場について
敷地内に世帯数分の駐輪スペースは、必ず用意する必要があります。間取りがファミリータイプの場合は、戸当り2台以上が理想的です。
駐輪スペースが十分に用意されていないと、バラバラに駐輪されてしまい、やはり内見者の印象が悪くなります。
路上に駐輪されてしまうと近隣とのトラブルや事故の原因にもなりかねません。
無秩序な状態は、管理がしっかりとなされていないという印象も与えてしまいますので、入居してからの別の問題やクレームにも対応してもらえないのではないかと不安に思ってしまうでしょう。
一時整理しても時間が経てば、またすぐにバラバラの状態になってしまい、きりがありません。
まず最低限、駐輪スペースを必要台数分は用意する事。
さらにサイクルラックや白線などで、自転車を置く位置を決めておくと見た目も良く、入居者にも親切です。
もし敷地のスペースに余裕があれば、バイク駐輪場を作っておくと他の物件との差別化になり、入居促進になります。
次回は、3.ゴミ置場について 4.防犯について
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。