賃貸経営メールマガジン

賃貸住宅の防災対策

トラブル
2013/10/31

皆さんこんにちは。本日は黒沼が担当いたします。

 

賃貸経営に際して防災対策をどうするかは、大きな課題の一つと言えます。特に東日本大震災以降、建物の耐震性などを部屋選びのチェック項目にする入居者も増えているからです。

 

防災については、もはや持ち家も賃貸も同じレベルでの意識で取り組む必要があると言えるでしょう。

特に都心部では賃貸世帯の比率が高く、東京では半数以上が賃貸世帯で、防災対策が社会的テーマとも言える状況です。

 

防災対策と言えばまず大地震への備えが思い浮かびますが、それだけではありません。

今年は、都内でも局地的なゲリラ豪雨で花火大会が中止になるなど日本各地で記録的な集中豪雨による被害が報告されています。

また今年は台風シーズンに入り、首都圏及び周辺地域への上陸回数も非常に多い年となりましたが、風雨による注意も十分に警戒する必要があります。

 

賃貸住宅で想定される被害としては、飛来物で窓ガラスが割れたりして、雨が室内に侵入し水漏れを起こすことが考えられます。また、ベランダの排水口や側溝にゴミが詰まり、辺りがあっという間にプール状になり、室内に侵入することも考えられます。

さらに豪雨の他にも、竜巻など日本では考えられなかった自然災害も発生しています。

 

これらに対しては、2F以上のお部屋であっても「防災」の観点から窓にシャッターを付けるといった建物の対策が必要です。その他に、日常の清掃を怠らずにしてもらうために入居者への注意の喚起も有効です。

 

想定外の自然災害に対応することは困難ですが、いかに被害を最小限に食い止めるかという“減災”の観点からも対策を考えていく必要がありそうです。

 

今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

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