マンションは管理を買え
皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。
投資用に分譲マンションの一室の購入を検討されている方は、購入前にもう一度よく考え直してみる必要があります。
投資用だからということで、利回りや立地条件だけで購入を決めてしまっていないでしょうか。
分譲マンションを購入する時、もちろん利回りも重要ですが、さらに重要なのは管理状態です。
管理規約や長期修繕計画はしっかりしているか、管理費や修繕積立金の額は適当かどうか、管理組合や理事会の活動は熱心かどうか、ゴミ置き場・駐輪場などの共用部の管理は十分かどうか、など一言で管理状態と言っても様々です。
この管理状態が悪いマンションは、その後の賃貸の入居率や賃料の下落に大きく影響を与えることがあるため、決して見落としてはいけない部分なのです。
最近では、区分所有者の高齢化や管理組合が機能していない、マンション総会で意思決定できないなどの理由により、スラム化してしまっているマンションが問題になっています。
また先日のニュースでは、麻布十番の分譲マンションの一室を8人用のシェアハウスとして運営する不動産業者に対し、管理組合が使用禁止を求める仮処分を東京地裁に申請しましたが、申し立ては却下されました。
シェアハウスの運営が必ずしも悪いとは言えませんが、物件価値の低下や治安の悪化は確かに不安でしょう。
もし管理状態に問題のある物件を購入してしまうと、最初のうちは計画どおりの賃料収入が得られたとしても、管理状態が悪化するに連れて収入は減り、最悪の場合は売却も困難な状況になってしまうかもしれません。
分譲・区分所有マンションは、一般的に不動産投資の中では、ハードルが低いと言われているようですが、上記に述べたように目に見ない部分にも注意しなければなりませんので、初心者向けと簡単に考えていると思わぬ落とし穴が待っているかもしれません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。