中古マンション価格の値上り
皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。
首都圏の中古マンションの価格が値上りしています。
東京カンテイが2013年11月20日に発表した10月の首都圏の中古マンション価格(ファミリータイプの売り希望価格、70平方メートルあたり換算)は、東京都が前月比0.6%上昇の3716万円、神奈川県2422万円(0.7%上昇)、埼玉県1853万円(1.5%上昇)、千葉県1787万円(0.3%上昇)と、1都3県がそろって上昇しています。
特に東京都は都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷区)が前月比1.0%上昇の5458万円となっており、3か月連続上昇です。
23区内では都心部や城南・城西エリアの価格上昇が目立ち、7か月連続の上昇となる4066万円(0.6%上昇)となっています。
値上りの理由はいくつかありますが、地価の上昇を除くと、景気回復の期待感、ローン金利が低水準である、相続税増税の対策、そして単純に賃貸としての投資目的など、購入希望者が増えていることが理由のようです。
この中でも相続税対策として、区分所有マンションを賃貸目的として購入を検討されている方が、私のお客様でも増えてきています。
特に値上りが目立つのは、古くても割安感があり、駅近で賃貸需要の見込める場所が多いようです。
また、いざという時は売却などの処分も容易であるということも、区分所有マンションが他の不動産と比較して購入希望者が増えている理由の一つかもしれません。
しかし前回の私のメルマガ『マンションは管理を買え』でも書きましたが、購入の際は管理状態の善し悪しなど注意しなければいけないポイントがあります。
ネットの情報や仲介業者に勧められるまま、利回りのみで購入の判断をしてはいけません。
特に新築と違って中古の場合は、物件の瑕疵が見えにくく、投資目的の中古マンションでは賃借人が入居中に売買されるケースもありますのでさらに注意が必要です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。