賃貸経営メールマガジン

新型リバースモーゲージ

銀行融資・ローン
2014/12/11

皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。

 

リバースモーゲージという制度をご存知でしょうか。

リバース(逆の)モーゲージ(担保)がそれぞれ単語の意味です。

簡単にご説明すると、自宅を担保に金融機関から借入をし、自宅に住み続けたまま年金として受け取ることができます。

借入期間中は利息を含めて返済は不要で、契約満期または契約者死亡時のどちらか早い時期に一括返済をします。

現金で返済できない場合は、担保である自宅を売却して返済することになります。

何となく聞いたことはあっても今ひとつ普及しているようには感じられない制度でしたが、最近は少し変わってきているようです。

 

常陽銀行の「賃料返済型リバースモーゲージローン」は従来と異なり、持ち家を借家にして、その賃料を担保に融資を行い、賃料収入でローンを返済するという仕組みです。

 

例えば子供たちがそれぞれ独立した後、3LDKや4LDKの広い家に夫婦二人きりという世帯は結構多いはずです。

生活のほとんどは1階で事足りてしまい、2階の部屋はたまに掃除するだけ。そこで2階だけ賃貸として貸そうと思っても貸すためには大掛かりなリフォームが必要なります。

ですが、その手持ち資金がない場合などに有効ではないでしょうか。

広い自宅を賃貸にして、自分たちは適度な広さの物件を購入し、賃料収入でローンを返済することができます。

通常のリバースモーゲージと違い、自宅を売却することなく保有し続けるため、子供に自宅を残すことができるのです。

 

今後さらに進んでゆく核家族化や高齢化により、老後に不安を感じる人が増えていく中で、活用の仕方によってはメリットのある制度です。

しかし同制度が普及するためには、欧米と比較して行政の支援や税制面の優遇がなかったり、区分所有のマンションが対象にならないなど改善の必要な部分が多いように思います。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

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