2013年度 部屋探しの実態
皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。
入居者の部屋探しの方法や傾向は、生活スタイルの変化とともに日々変化しています。
この傾向をしっかりと把握し、的確に入居募集に生かすことが効率の良い満室経営への近道です。
入居者の部屋探しの傾向を知る上で、有効な調査結果がありましたのでご紹介したいと思います。
2013年度 賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査(首都圏版)より
株式会社リクルート住まいカンパニー調べ
【部屋探し時の利用情報源】
まずは部屋探しに利用した情報源は、PCサイトが57.1%とトップですが、2011年をピークに減少傾向にあります。一方、スマホサイト・アプリは、2010年に3.4%だったものが2013年は22.7%となり、3年連続の増加傾向にあります。
PCサイトを情報源として利用した人が半数以上ですから、依然として重要な情報源であることに変わりありませんが、スマホサイト・アプリを利用する人が急増していることから、今後はスマホサイトからも必ず募集情報を閲覧できる状態にしておく必要があります。
【不動産会社店舗への訪問数】
部屋探しの際に訪問した不動産会社店舗数は、平均1.7店舗であり、訪問数「1店舗のみ」が50.2%と最も多い回答でした。さらに対象を学生に絞ると、訪問数「1店舗のみ」が55.8%と一層高くなり、訪問数2店舗以内で入居する部屋を決める人が9割強となっています。
訪問店舗数は意外と少なく、半数を超える人が1件目の店舗で入居する部屋を決めているようです。ここで募集情報を目にすることがなければ、部屋探しをしている人の選択肢にも入らないということになります。
以前のように「集客力のある特定の不動産会社店舗に任せきりで大丈夫」という時代ではなくなるのではないでしょうか。
特定の店舗でしか募集情報を得られない物件は、入居率にも今後は限界が来るでしょう。
いかに広く情報を拡散し、PCやスマホサイト、どの店舗でも募集情報を見ることができる状態にしておくことが重要であるかがわかる調査結果ではないでしょうか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。